ドイツ総合PMI、9月速報46.2 第3四半期はマイナス成長に
ロイターの記事によると、S&Pグローバルがまとめた9月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は46.2と、好不況の分かれ目となる50を3カ月連続で下回った。
モノとサービスの需要減少が続いており、第3・四半期は大幅なマイナス成長になる見通しという。市場予想は47.2、8月は44.6だった。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「総合PMIはドイツ経済が今四半期に再び縮小したとの見方を裏付ける内容だ」と指摘。「かなり大幅な」1.0%のマイナス成長が予想されると述べた。
サービス部門PMI速報値は49.8で、前月の47.3から大幅に上昇したものの、2カ月連続で50を下回った。
ロイターのポスト
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— ロイター (@ReutersJapan) September 22, 2023
PMI(購買担当者景気指数)
購買担当者景気指数(こうばいたんとうしゃけいきしすう、英: Purchasing Managers’ Index, PMI)とは、企業の購買担当者に景況感などのアンケート調査を行い、改善・横ばい・悪化の3択で、%を単位として、(改善の割合 – 悪化の割合)÷2+50で数値化したもの。50を超えたら改善と答えた人が悪化の人よりも多かったことを意味する。0以上100以下の数値になる。S&P グローバルが、米国・日本・中国など様々な国の PMI を毎月発表している。
個人的なのコメント
ユーロ圏内の経済を支えたドイツ経済が少々減速中。ドイツが失速の中、スペインなどではインフレ率が若干高まっている事もあり、今後ECBはかなり難しい対応を迫られるのではないかと思われます。ユーロ加盟国にはもちろんメリットもありますが、政策を各中銀で行えないのがネックですよね。ドイツ経済にもかなり注目が集まるのではないかと思われます。ウォッチです!