日銀、追加利上げ見送り 政策金利0.25%に据え置き
日経新聞の記事によると、日銀は19日開いた金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.25%で据え置くと決めた。トランプ次期米政権の経済政策の先行きや、国内の賃金・物価動向を引き続き見極める。植田和男総裁が午後3時半に記者会見し、決定内容を説明する。7月末の会合で0.25%への利上げを決めてから、利上げ見送りは3会合連続となった。9人の政策委員のうち、田村直樹審議委員が0.5%に利上げするよう議案を提出し、金利の据え置きに反対した。日銀は国内の経済・物価情勢はおおむね想定通りに推移しているとみる。円安がさらに進展し継続するといった状況にならなければ、想定より物価が上振れするリスクは大きくないとみて利上げを急いでいない。
日経新聞のポスト
日銀、追加利上げ見送り 政策金利0.25%に据え置きhttps://t.co/EsrF9v77XZ
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) December 19, 2024
政策金利とは?
政策金利(せいさくきんり、英: policy interest rate)とは、中央銀行が金融政策として定める金利のこと。中央銀行が独立していない国家の場合は政府が定める。景気の過熱を抑えるために行われる政策金利の利上げを「金融引き締め(政策)」、景気を活性化させるための利下げを「金融緩和(政策)」という。以下の短期金利などが対象となる。通常は短期金利だけだが、2016年9月から2024年3月まで日本は長期金利も対象となった。
SNSの反応

流石にこのタイミングでは上げられ無いよねー

更に円安が進みますね。インバウンドで儲かってるとこは良いですが、更に物価があがり、給料は上がらず。生活は苦しくなる。

円安地獄継続かあ。減税してくれなきゃたまらんな。

このタイミングでは難しいでしょうね🤔

金利上げないと‼️どうせインフレ上昇率の方が高いから微増したって意味ないのに上げないと外国保有の国債売りで格付けランクイン下がるよね。さらに円安進むし

1%くらいまで上げればいいのに

想定通りですかね💰

こりゃ160円くるな。

見送りではなくてできないの。

リスクイベント通過やな。来月は流石にやるかな。

😌ホッ

植田総裁も空気を読めているようでほっとした😆

当然だよ。いちいちケチつけるな、日本経済オンチ新聞。
引用
NICE!! https://t.co/KpybTZHNFH
— tady (@kyorapogo) December 19, 2024
円安止める気ないらしい https://t.co/S1o8HOmSaD pic.twitter.com/t4mAtYylgh
— コニカ実る太 (@konica_minolta4) December 19, 2024
ひとまず安心 https://t.co/VT90GOxktL pic.twitter.com/3QFbi8RheY
— mac investor (@mac_investor2) December 19, 2024
アメリカは下げたのに、
日本は据え置きで、
金利差は縮まったはずなのに?
ドル円の上げ、なに🫠? https://t.co/pN7cSRy7CT— Pearl (@Pearlove831) December 19, 2024
個人的なのコメント
日銀の政策金利、私個人的には打倒と思います。円安が進むとの声も多かったですが、利上げをしなければ円高にならない訳ではありません。皆さまもご存じの通り、広い目で見るとやはりドルと円の金利差で相場は進んで行きます。では、何故FOMCで0.25%の利下げをしたのにも関わらず円安に進むのでしょう。一般的な認識では「FOMCの利下げ」=「ドル円は下」、つまり円高です。しかも、日本の政策金利よりかはアメリカの政策金利の方が注目度が高い為、日銀の据え置きよりもアメリカの利下げが勝ちます。しかし、今は円安。何故なのか!?皆さまも「折り込む」という言葉を聞いた事はあると思います。経済指標は、既に織り込み済みの場合、今から折り込みに行く場合があります。今回に関しては経済指標を織り込み済みと考えて良いでしょう。
では、日銀の政策金利の据え置きが打倒と言ったかと申し上げると、通貨、つまり日本円より日本の経済を優先した方が良いと思うからです。利上げは加熱してきた経済を冷やすものです。今の日本のCPIはコアやコアコア以外だと2%丁度か、それを割るくらいだったと思います。コロナ後、世界各国でインフレ率が急騰し、一時9%、10%まで行ってたと思います。このくらい加熱をしているならば、確実に利上げをする必要性があります。じゃないと、本当にインフレになってしまうから。
しかし、今の日本は世界基準の適正値でもある2%程度。このボーダーラインを切り続けて行くと、まさかのデフレ時代に逆戻りのような風潮にも陥る可能性すら出て来ます。デフレ=お金の価値が急騰し、物やサービスの価値が下がる事を意味します。そうなると、人はお金を使うのでは無く貯める方向に向かいます。そうすると、物やサービスでお金を使う人は減少し、それを売っていた企業・会社は人員を切り始めたり、雇止めをします。こんな時代が日本は約30年も続いて来た訳です。要約出口から脱出をしそうなときに、利上げをして経済を冷ますというのは、私は推奨は出来ないかなと思った次第です。