アダムイヴ 記事
アダムイヴ チャートパターンをご紹介!
さて、皆さまはトレードは楽しんでおられますでしょうか。今回はわりと良く見かけるクセにあまりメジャーじゃないチャートパターンの一つ「アダムイヴ」をご紹介したいと思います。ダブルボトムのようでダブルボトムではなく、アセンディングトライアングルのような形でありながらボトムやトップで見かける転換パターンです。ここ最近(2022年8月)にユーロ円でも見かけましたし、2022年9月7日本日もユーロドルの下位足でも見かけました。どんなチャートパターンなのかご存じない方は目を通してみては如何でしょうか。本当に結構良く見かけるパターンなので覚えて損はないと思います。
アダムイヴとは!?
アダムイヴとはどんなチャートパターンなのかを見て行きましょう。
参照元:残暑のほなねむ@honanem.symbol(@honanem)
上記のイラストのように左にV、右にソーサーを作るパターンがアダムイヴのチャートパターンです。この左Vの右ソーサが基本の形になりますが、左Vに対して右がダブルボトムのような形、トータルして見るとアセンディングトライアングルのような形になるケースも多々あります。
実際のチャート
実際のチャートで見てみる事にしましょう。※本来はチャートの画面にイラストを描いた方が分かりやすいと思いますが、僕が描くととんでもない事になるので今回はチャートの部分だけを画像にしてみました。
ボトム編
まずはボトムに出来るアダムイヴのチャートパターンをご紹介したいと思います。
2022年6月末~2022年9月初旬のユーロ円4時間足チャート
ここ最近のユーロ円の4時間足チャートですが、左にV、右にダブルボトムのような形が見えますよね。
2020年3月初旬~2020年6月初旬のユーロドル4時間足チャート
左にV、右にトリプルボトムの形が見えます。これもアダムイヴと言って良いと思います。
2022年8月末~2022年9月6日のユーロドル15分足チャート
V字パターン崩れのような形ですが、これもギリでアダムイヴと言っても良いのではないでしょうか。
トップ編
ボトム編もあればトップ編もと考えましたが、あまり意識をしてみていなかった事もあってトップのチャートパターンを発見出来ませんでした。今後見かけました後述したいと思います。しかし…!!一つだけ発見をしたのでご紹介させて頂こうかと思います。
2022年5月末~2022年7月末のランド円4時間足チャート
見た目は確かにアダムイヴなんですが、アダムイヴのエネルギー分まだ下落をしていませんでした。なのでアダムイヴ判定としては???ですが、他にチャートがなかったのでアリって事で載せてみました(^-^;)
どこまで到達する!?
チャートパターンの殆どはそのチャートパターンが決まればどこまで行くかが分かります。この段落ではどこまでを指値(ゴール)にするのが適当かを書いてみたいと思います。ですが、このアダムイヴさんはめっちゃめちゃ気まぐれなチャートパターンで到達位置に正解がありません。到達位置があべこべなのは恐らくネック位置が各パターンで全然違うことが原因と個人的にはそう思います。100%はありませんが、個人的にどの辺を目標にしているかを3パターンご紹介させてもらいます。
1つ目
左側に出来ている「V」の2倍来るパターン
2020年3月初旬~2020年6月初旬のユーロドル4時間足チャート
見たままですが、こんな感じで2倍来るパターンが一つ目。
2つ目
左のVからの下落分の2倍パターン
2020年3月初旬~2020年6月初旬のユーロドル4時間足チャート
これも見たままですが、Vからの下落の2倍分上昇をするパターンが2つ目。
3つ目
右側のチャートパターンの2倍パターン
このユーロドルのケースではこの2倍パターンが正解だったようすです。左のVとは関係無しに右側のチャートパターン(この画像ではトリプルボトム)のエネルギー分、つまりトリプルボトムの底からネックまでの倍分来るパターンが三つ目でした。
到達位置まとめ
到達位置に関してはそれぞれのパターンのネックを探し、そのネックに対する倍分と特定をするのが適当かもしれません。尚、アダムイヴのチャートパターンからトレンドが継続をして行くケースもあるので、到達位置に来たからと逆張りのエントリーをすると言うのはお勧めできません。しっかりと今あるチャートを見てエントリーをするのが適当です。
エントリー手法
エントリー手法は至って普通「ネック超えのリテスト」でエントリーが一番好ましいと思います。このアダムイヴと言うチャートパターンも他のチャートパターンと一緒で見た目とは裏腹に崩れてしまう事も多々あります。上級者のように細かいトレンドの理屈を知っているならば別ですが、最初のうちはネック超えの押し・戻りを狙ってエントリーするのが一番良いと個人的にはそう思います。教科書通りの書き方ですみません。
まとめ
このアダムイヴのチャートパターンはボトムやトップなどトレンド転換期に良く見かけるパターンです。チャートパターンには転換パターンとチャートの中段で見かける継続パターンがあり、その2パターンを混同して考えてしまうとあまり良い事はありません。アダムイヴは転換パターンとして頭に入れておいて頂けると幸い。それとアダムイヴの類似したチャートパターンがある場合があり、転換にならず崩れてしまう場合もあるのでご注意下さい。色んな事を注意してトレードを楽しみましょう^^
あ、そうだ。この記事のアダムイヴのイラストは残暑のほなねむ@honanem.symbol(@honanem)さんからお借りしたものです。僕もツールを使って描いてみたんですが、超絶的に下手くそで人様に見せれるものではなかったのでお借りさせてもらいました。ありがとうございます&もしご本人様がこの記事をご覧になり「画像削除」をご希望でしたら削除致しますのでお声掛け下さい。
記事終わり
当記事をご覧頂きましてありがとうございます。この記事では僕が今までに学んだテクニカル分析の一部を紹介しています。テクニカル分析初心者の方、テクニカル分析に不慣れな方向けに記事を作っています。少しでも皆さまのトレードや投資の役に立てる情報をお届け出来たら良いなと思っていますので、今後ともご閲覧の程よろしくお願い致します。