【相場の考え方】抜くだけではダメ!その後が大事

相場の解釈・考え方

相場の考え方:「抜くだけではダメ!その後が大事」

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相場の考え方:「抜くだけではダメ!その後が大事」と題して、今回は相場の考え方を一つご紹介します。ランダムウォークと呼ばれる相場ですから、何を基準にどんなパターンや手法で勝ちを積み上げて行くかはもちろん重要なポイントの一つですが、そもそもの相場に対する解釈が少しずれていると複数のパターンや手法を頭の中に詰め込んでもなかなか上達しないもの。相場に対する解釈を整える事、その解釈を自身のデフォルトにする事でトレードの質も変わって来るものと僕自身そう信じています。今後一つ一つ紹介をして行きたいと思いますが、今回はその中の一つ「抜くだけではダメ。その後が大事」と言うことをご紹介させてもらいます。では参ります。

目次

相場の解釈

「抜くだけではダメ、抜いた後にレジスタンスになるかどうか、サポートになるかどうかが重要」です。相場において重要なポイントを割って来たり超えて来たりする事は多々あります。「ここのポイント割って来たら下だな。シメシメ」なんて事を考えトレードをした方も少なくないと思います。この考え方の良い悪いの判断は僕には出来ませんが、少なからず僕はその考え方は卒業しました。僕の考えは「抜く事に今時点では何の意味がない。そこの場所がレジスタンス、サポートになるかどうかを見定めたい」という考えです。

ゴールドの週足チャート

ゴールドの週足チャート

例を一つご紹介したいと思います。上記はゴールドつまり金相場の週足チャートです。ネックの部分に緑のラインを引いています。この緑のラインは金相場が下落を開始してから何度となくサポートに転じた重要なサポートラインです。サポートラインを実体が下に抜けてしまうと、そのサポートラインは顔色を変えレジスタンスゾーンになってしまう可能性を秘めています。

その考えはもちろん持っておくべきですが「必ず下がる」と言う概念を待ち続けてしまうのは如何なものかと思います。この金相場でも緑のサポートラインを一度割るも、結果レジスタンスにならず逆にサポートになり上昇を見せました。Twitter上で「ゴールドは必ず大きく下がる」と断言をしている方もいらっしゃいましたし、「ゴールド終わった」などと言うツイートも良く見かけました。

そのツイートをした方々をディスる訳ではありませんし、金相場をトレードしている人の大半は大きな下落相場になると頭をよぎったと思います。そこで今回の考え方の一つ「抜くだけではダメ、抜いた後にレジスタンスになるかどうか、サポートになるかどうかが重要」を当てはめてみて下さい。

緑のラインがレジスタンスになれば大きな下落相場が訪れた事は間違いないと思います。が、現状は上昇をしています。「ここを割ったら下」と言う固定概念が一つ出来てしまうとトレードってなかなかし辛くなってしまいます。この相場の解釈を当てはめてみると「なんとなく良い感じじゃないですか!?」

解釈を整える

こんな偉そうな事を書いておきながら、僕個人的にもまだ解釈にブレがあったり整理出来ていない箇所もあれば、解釈を頭の中に叩き込めてなくデフォルトになっていない事も多々あります。もしかすると今回ご紹介をした「抜くだけではダメ、抜いた後にレジスタンスになるかどうか、サポートになるかどうかが重要」を脳内でアップデートし違う解釈になっている可能性も無きにしも非ずな訳で。

相場をどう解釈するかは個人個人だと思いますし、無論「こういう考えじゃなきゃバカ」だなんて事も一切思いません。ただ相場に対する解釈を整えて行くとまた違った相場が現れてきます。個人個人の相場を楽しむ事が一番ですが、もしまだ勝ててないだとか悩みがある方が読んでくれているのであれば、何かしらの参考にしてもらえると幸いです。

最後に

サイトの記事を更新しなければと思いつつも毎日の過去検証や相場検証でなかなか更新が出来ない日が続いています。ですが、共有をして行きたい考えや相場観は続々と紹介をさせて頂こうかと思っています。もし気が向いたらまたサイトに遊びに来てやって下さい。ではまた。

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